水の中から空を見る

ONE PIECEメインでWJ感想など。時々絵も描く。予告無くカエル画像なんか上げますのでご注意を。

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ホントにアホくさいから隠しておく。

カテゴリ「日常」…これが日常…
自宅に一人でいるはずなのに、誰かの気配がする。
ホラー系ではなくもっと生々しく物騒な感じの気配だ。
強盗?
こっちを伺っているのがわかる。
何気なさを装ってそっとテーブルの上の携帯に手を伸ばしたとき、光るものが飛んできた。
「動くな。大声も出すな。死ぬのが早くなるだけだ」
飾り気のないナイフが、テーブルに刺さっていた。

用はそいつは殺し屋で私が標的らしい。
姿は見えないままでじわりと殺気のようなものが伝わってくる。
「次は心臓を狙う」

冗談じゃないんだけど。まだ死にたくないんだけど。
なんで?うわあ、痛いのも嫌だ。苦しませないでくれと頼もうか。ちくしょう短い人生だったな。
パニクりつつも相手の本気を感じて少し観念方向に傾いたとき、ふと大変なことを思い出した。
「待って!わたしまだ死ねない!」
「なんだ」
「パソコンのデータ全部消してからにして!」これだけは!
「……わかった」

物わかりのいい殺し屋は姿を現し、親切にもパソコンの電源を入れてくれた。

あ、弟じゃん…

どっと脱力しつつ聞いてみる。
「…おまえ、なんで私を殺しに来たの…」
「許せ、頼まれたんだ」
「なにぃ?」←低音
ビビる弟。
「誰に?」
「えーとほら、いとこのアケミちゃん」
なんでや!なんでアケミちゃんが私を殺そうとすんの?!もう何年も会ってないんだけど!
「何年か前、アケミちゃん不幸続きだっただろ?そんときなんか妬ましかったって」
そんな身勝手な!だいたい今は幸せそうだって聞いたけど?!
じゃ、数年前の契約なんか?なんで今頃実行なんだ?
「なかなか踏ん切り付かなくて俺も」
このヘタレが!いや良かったのか。ええいそれでいくらで請け負ったんだ?
「200万」
安っ!
そんなもん返してしまえ!もう忘れてんだろアケミちゃんも。
「もう使っちまったからない」
私がおまえを絞め殺したいんだけどいいか。

とはいえ、実際弟がその気になったら勝ち目はないから、なんとか言いくるめる方法を考える。
わかった。じゃあ200万を私が払うから、契約を無しにしろ。
「おう、ありがとう」
ありがとうじゃねえよ。これから私は一生200万で命を買った女だよ。
ほっとしつつも腹が煮える。
殺人指命から解き放たれて、愚弟はすっかりリラックス。「なあ、ビールある?」とか言って冷蔵庫を覗いている。
ふと気が付く。
「なあ、これ、警察に言ったらどうなるかな?私は被害者だよなあ?」
「え゛…?」

冷蔵庫のドアに手を掛けたまま固まる弟ににんまり笑いかけながら、さて、アケミちゃんにはどんな報復をしようかと思う石魚であった。
ふふふふふふふ……

とほくそ笑みながら目覚める気分は悪くはなかったよ。
2006.07.27 11:52 | 日常 | トラックバック(-) | コメント(0) |












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